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第13部分(第3/5 頁)

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。これが普通なんだろうが、どうも気になってしまい、上手く言葉が出せない。昨日までは険悪だったのに、あんなことがあっただけでこうも変わってしまうのだろうか。それもこれも、歩が話しかけてくるから、健人は答えているだけだ。歩の中で何か変化があったのだろうか。テ��芝毪蚴盲い皮い霘iを少し見つめて、健人は目を逸らした。

歩だけが変わったわけではない。抱きしめられてから、健人も少しずつ、変わっていた。

ジャガイモに火が通っているのを確認してから、健人は味見をした。自分が作った肉じゃがを食べていると、やはり母の肉じゃがは何か物足りないような気がしてたまらなかった。作っているところを隣で見ているが、全てを見ているわけではない。何かを入れ忘れているのだろう。ろくに料理などしてこなかった母のことだから、作り方なんて忘れてしまっている。その割に、健人の助言を聞こうとしない。それはそれで母らしいと、健人は思っていた。

皿に肉じゃがをよそって、お椀に味噌汁を入れていく。すでに茶碗にはご飯がよそってあって、歩がテ��芝毪剡んでいる。今日の夕飯は肉じゃがとサラダだ。味噌汁の具は、もやしとわかめだ。乾燥わかめがあったので、それを水に浸して戻し、別の容器に絞って移していた。一つまみ分、わかめを摑んでお椀の中に入れる。箸で少しかき混ぜてから、味噌汁をテ��芝毪貋Kべた。

歩はすでに席に付いていてテレビを見ていた。健人が持って來たのを気配で感じると、目の前に置かれた味噌汁を見つめて「わかめともやし?」と健人に確認した。

「そう」

「へぇ、もやしの味噌汁とか初めて見た」

「……母さん、出してなかったっけ」

もやしの歯ごたえが好きで健人は良くもやしのみそ汁を作っていた。再婚してからは母が作る様になったせいで、あまり口にしなくなったが、それがいつからだったのかは覚えていない。味噌汁だって、この前の夜、久しぶりに作ったのだ。手伝いをすることは多々あるけれど、味付けはすべて母がしていた。この前はたまたま、手が空いてなさそうだったから健人が味付けをしただけだった。

「作って無かったと思うけど。さ、食べようよ。冷める」

會話を中斷させるように歩が箸を摑んだ。健人はまだキッチンに置きっ放しにしている肉じゃがとサラダを持って、ダイニングテ��芝毪丐葢�搿¥い膜狻⒛袱雀袱瑢澝妞俗�盲皮い啤⒔∪摔葰iが隣同士だ。二人が居ない今、果たして二人並んで座る必要があるのだろうかと考えてしまい、足が止まった。この広いリビングの中、二人が隣に並んで座るのは奇妙に感じる。そう思ってしまったら、動くことが出來ずに、その場に立ち往生した。

「……健人? 食べないの?」

「え、あ……、うん……」

そんな健人を訝しんだ歩が、怪訝な目で話しかけてきた。箸と茶碗はいつもの席に並べられている。ここでもし、健人が歩の対面になど座れば、変な意識をしていることに気付かれる。そんなことをしてしまえば、同じことの繰り返しの様な気がして、健人は皿をテ��芝毪酥盲�葰iの隣に座った。

右隣にいる歩は、リビングの奧にあるテレビを見つめていた。番組は丁度、心霊寫真特集をやっていて、出演者たちは眉間に皺を寄せながら映し出された寫真を見ていた。そんなものに全く興味が無い健人は、皿に肉じゃがを取り食べ始める。作ったのは久しぶりだったが、味は悪くなかった。昔に培っ

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