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第6部分(第2/5 頁)

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がって教壇の前に立った。まだ2年になって間もないと言うのに、もう進路の話だ。高校受験が終わったばかりだと言うのに、息を吐く間もなく迫ってきた將來がクラス中を不安にさせた。

手元に回ってきたアンケ��扔眉垽蚴證巳·輟⒔∪摔鮮⒋螭摔郡嵯ⅳ蟯隴��2年になれば、進路のことも考え始めなければいけないことなど、言われなくても分かっていた。ただでさえ、居づらいあの家から出ていくことを考えると、大學は遠い方が良いのではとそんな逃げる思考が頭の中をよぎった。

以前までだったら、母のことを考えて働くことを選んだだろう。しかし、再婚してしまった今、健人が母のために働くことは意味を持たない。何を言われるか、大體想像が付いてしまい、健人は回ってきた紙を握りつぶしそうになった。

進路の話を、まだ家族の前でしたくなかった。迷っていることを言えば、全員が聲を揃えて大學へいきなよと健人に言うはずだ。特待生の資格も持って居るほど、頭だけは良い。それに、2年のクラス替えで理數系のコ��工蜻xんだのも、家族の押しがあったからだ。文系でも理數系でも、どうでも良かった健人は家族に「折角なんだから、大學に行く前提で選んでみたら」と押されてしまい、數學の成績が一番良いからと言う理由だけでこのコ��工蜻xんだのだった。

大學へ行ったところで、健人の生活は今と変わらないだろう。誰とも関わらずに、一人、淡々と勉強をしているだけだ。そんな無駄な時間を過ごすぐらいだったら、働いて、少しでも獨り立ちしたほうが良いのではないか。しかし、進學校であるこの學校から就職をしても、良い會社には入れないだろう。そう考えると、大學へ行った方が良いのではないかと思ってしまった。

思考は頭の中でこんがらがるだけで、健人に答えは見いだせない。プリントを良く見てみると、提出日は數週間ほど先だった。まだ五月も始まったばかりで、面談は夏休み前だ。それにこれからも進路面談はあるだろう。まだ迷っているでも通るような気がした。

健人は紙を丁寧に折りたたみ、カバンの中に入れた。迷っている今、何を考えても答えが出せないことを健人は分かっていた。

それから、プリントのことを忘れるように健人は勉強を始めた。基本的に10位以內に入る生徒は毎回同じようなメンツで、順位の変動は多いけれどその中で激しい爭いが起きていると言うわけではなかった。少なくとも、健人は誰かと競ってるつもりなどなく、ただ、10位以內に入ることだけを目標としていた。

家に帰ってからも、健人は勉強をしている。テスト期間が始まると、健人が夕飯作りを手伝うことは無くなり、帰って來てからずっと勉強ばかりしている。勉強が楽しいわけではないが、勉強している間はそのことしか考えなくて済むから気が楽だった。今は餘計に、何も考えたくない。

ただ、ひたすらにシャ��訁螭蚣垽紊悉俗撙槨護皮い毪取ⅴ償螗償螭去違氓�我簸�劋長à俊¥餞長恰ⅳ瑜Δ浹�證蛑工幛毪長趣�扦�⒔∪摔狹ⅳ遼悉�盲旗槨丐認頦�盲俊�

靜かに扉を開けると、目の前には歩が立っている。

「……何?」

勉強の邪魔をするなと言わんばかりの強い眼差しで歩を見ると、歩はへらへらと笑って「べんきょ、教えてよ」と部屋に入ってこようとした。人に教えることは苦手ではないが、歩になんか教えるなんて面倒くさいと思った健人は「嫌だ」と答えて扉を椋Г幛瑜Δ趣工搿¥工毪取⒆悚蛐�蓼欷憑埭蓼欷俊�

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